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いにしえの記憶第2章(その14) [いにしえの記憶]

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過ぎ去った日々に徐々に埋もれていく、遠い日のいにしえの記憶

いにしえを知るモータースポーツファンは、今日、耐久王と呼ばれるポルシェでさえも、ルマン24時間レースまでの初勝利までの道のりが、とても長く、険しいものであったかを知っていると思います。

長年ルマンに挑戦を続けてきたポルシェ、そのポルシェが初優勝に大手をかけた1969年のルマン24時間レース、ジョン・ワイヤー・オートモーティブのガルフカラーのフォードGT40とポルシェワークスのポルシェ908ロングテールクーペが歴史に残るデッドヒートを繰り広げ、レースはドラマチックな結末を迎えます。

ポルシェ優勢で終盤を迎えたのですが、その結末は24時間のゴール時点で100数十メートルという、ルマン史上もっとも僅差でフォードGT40が先にゴールラインを横切り、ポルシェの初優勝の夢は潰えました。1969年、年間のマニュファクチャラース・チャンピオンはポルシェに輝きはしましたが。。。

映画「栄光のルマン」の撮影の舞台ともなった、翌1970年のルマン24時間レース。新たにポルシェワークスとなったジョン・ワイヤー・オートモーティブ のガルフカラーのポルシェ917とスクーデリア・フェラーリの真紅のフェラーリ512Sが激突、両ワークスの消耗戦の末、優勝はポルシェのセミワークスであるザルツブルク・レーシングのポルシェ917。ポルシェの頭上に初のルマン制覇の栄冠が輝きました。

1971年のルマン24時間レースもポルシェ917が優勝して2連勝を達成しました。しかし、またしても優勝車はポルシェワークスのジョン・ワイヤー・オートモーティブ のガルフカラーのポルシェ917ではなく、プライベーターのマルティニ・レーシングのマルティニカラーのポルシェ917でした。

翌、1972年からは最強のグループ5レーシングカーであるポルシェ917排除とも言えるレギュレーション変更がなされ、ルマン24時間レースの最前線からポルシェは一旦、退きます。

そして1970年代後半から、グループ5、グループ6、グループCの各カテゴリのレーシングカーによる度重なるルマン制覇で、表彰台の中央はポルシェの指定席となり、ポルシェはルマン最強、耐久王の名を欲しいままにします。

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2014年にトップカテゴリのLMP1でWECに復帰して、ルマン参戦を再開したポルシェ。耐久王ポルシェは2015年と2016年、2連勝を達成しました。

2016年のルマン24時間レース、残り3分までトップを走ったのはトヨタ。当たり前ですが、耐久レースは、どんなに速く走ったとしても、ゴールまで走り切って完走し、チェッカーを受けなければ、何の意味も価値もありません。

逆に最後の3分間をきっちり走って24時間のトップチェッカーを受けたポルシェ、耐久王ポルシェの真の強さを、まざまざと見せつけたような気がしました。

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今日のポルシェの強さは、ルマン初勝利までの長く、険しい道のりの克服したことに加え、初勝利のあとも幾度となくルマンで苦杯を喫した経験が、造り上げたものなのかもしれません。

1988年のルマン24時間レースでは、ルマン最強を名を欲しいままにしてきたポルシェワークスのシェルカラーのポルシェ962Cが、ジャガーワークスであるトム・ウォーキンショー・レーシングのシルクカットカラーのジャガーXJR-9にまさかの敗退、ポルシェワークスは一旦はルマンから遠ざかることになります。
このような苦杯を喫したこと、そして、それを乗り越えてきたことが、今日のポルシェの強さの源なのかもしれません。

何故か、ポルシェとトヨタの残り3分の差は永久に縮まることはない、との確信に近いものを感じてしまった、2016年のルマン24時間レースの結末でした。

いやーぁ、いにしえからレースはドラマチックです。。。


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コメント 2

MINERVA

今年のル・マン、本当にドラマチックでしたね。
CS放送を観ておりましたが、中嶋一貴の「ノーパワー!!」の無線が流れた時、これぞレースと思いました。
トップを走った5号車は失格となり、6号車が2位となりましたが、今回で5回目の2位なんですよね。
まずは今年のル・マン関係者に感謝しつつ、来年もトヨタと応援したいとおもいました。
by MINERVA (2016-06-22 10:16) 

芝浦鉄親父

MINERVAさま、こんにちは。
トヨタの活躍が印象に残るルマンと言えば、1994年と1999年のレースが思い出されます。
1994年はトヨタワークスは不参戦でしたが、ワークスマシンの貸し出しを受けたサード・トヨタが残り40分を切るまでトップを快走。しかしシフトリンケージのトラブルで結局2位、優勝はダウアー・ポルシェでした。
1999年は日本人トリオの乗るトヨタTS020がレース終盤、片山右京の猛追でトップのBMWの背後に迫り、誰もがBMWを抜くと思った残り30分、まさかのタイヤバースト、結果2位でした。
世界のトヨタ、このまま万年引き立て役でルマンを終って欲しくはないのですが・・・
by 芝浦鉄親父 (2016-06-22 13:20) 

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